開催概要

当時の人々が日々の暮らしの中で愛し、彼らの精神生活を豊かに培ってきた西洋絵画
Enriching the spirit, discover the Western paintings that were loved through the daily lives of the people of an era.


バロックという言葉は「歪んだ真珠」を意味するポルトガル語に由来するとされています。
古典的な美、調和、バランスを特色とする15~16世紀のルネサンス美術に対し、バロック美術は動きのある劇的な構図や光と影のコントラストを通して人間の感情を豊かに表現しました。
美術や建築、音楽など幅広い分野でみられ17世紀のヨーロッパ各地で多彩な展開を遂げました。

本展は長野市在住の所蔵家・長坂 剛氏が長年にわたり「伝統的な絵画手法によって描かれた正統派のヨーロッパ絵画」を蒐集したコレクションより、17世紀のバロック美術と19世紀の近代絵画を中心に58点の油彩画をご紹介します。当時の人々が日々の暮らしの中で愛し、彼らの精神生活を豊かに培ってきた西洋絵画を通して、ヨーロッパ文化の芳醇な香りを感じていただける展覧会です。


The word baroque is said to have originated from the Portuguese word meaning "an oddly shaped pearl". In contrast to 15th ~ 16th century Renaissance art, which featured classical beauty, harmony, and balance, baroque vividly expressed human emotion through its dynamism, dramatic elements and contrast of light and shadow. Developing across Europe in the 17th century, the style can be found in a wide range of fields including art, architecture, and music.

This exhibition will center on 58 oil paintings, mainly 17th century baroque, as well as modern 19th century pieces from a collection entitled “Orthodox European paintings created with traditional techniques”, which are kindly on loan from Mr. Tsuyoshi Nagasaka of Nagano prefecture, who has been a collector for many years.

 

*本展に出品される58点の作品は、時代的には1600年代のバロック絵画と19世紀の近代絵画が中心となっています。内容、主題という点で大きくバロック絵画<宗教画><世俗画>、近代絵画<肖像画><風景画><風俗画>の5つの章に分け展覧いたします。

 

*The 58-pieces exhibited are mainly baroque paintings of the 1600s and modern paintings of the 19-century. In terms of content and subject, the exhibition will be divided into 5 chapters: Baroque paintings, religious paintings, secular paintings, modern paintings, portraits, landscapes, and genre paintings.

作品リストはこちら

「長坂コレクション」とは

長野県にある長坂バロック株式会社の長坂 剛氏が17世紀のバロック美術から、19世紀の近代絵画にいたる作品を長年に渡り収集したコレクションです。そのテーマは「伝統的な絵画手法によって描かれた正統派のヨーロッパ絵画」で、教科書に登場するような巨匠の作品ではなく、その周辺の画家たちによる、当時の雰囲気や好みをよく伝える作品です。きっかけは、おおよそ30年前に初めて訪れたルーヴル美術館で体験した「感動」でした。その時、長坂氏自身が感じた「感動」の幾らかでも、観た方に感じていただきたいという一途な思いにより全国の多くの美術館で展覧会を開催しています。ルネサンスの巨匠に始まり、印象派、エコール・ド・パリに終わるという、華やかなスポットに当てられた「ヨーロッパ絵画」とは異なり市民の身近な存在として愛され指示された「美のブランド」、すなわち巨匠の周辺に画家たちの手による≪もうひとつのヨーロッパ絵画≫、それが長坂コレクションの「コンセプト」です。

 

*What is the "Nagasaka Collection"?
This is a collection of works from 17th century baroque art to 19th century modern paintings collected over the course of many years by Mr. Tsuyoshi Nagasaka of Nagasaka Baroque Co., Ltd., Nagano Prefecture.

The theme “Orthodox European paintings drawn with traditional techniques” highlights the work done not by the masters often found in textbooks, but by the painters around them that skillfully conveyed the atmosphere and preferences of the time. Mr. Nagasaka’s first experience at the Louvre Museum about 30 years ago was that of "impression". At that time, he himself felt a certain "impression" that inspired him to hold exhibitions at many art museums all over Japan. Unlike the European paintings that garnered attention for their showiness ― starting with the Renaissance masters, the Impressionists and ending with artists of the École de Paris ― the ‘beauty brands’ that were deeply appreciated for their closeness to everyday existence, or the so called ‘Other European Paintings’ created by the painters that surrounded the masters, form the true concept of the Nagasaka Collection.

イベント情報

●ギャラリートーク

本展監修・千足 伸行氏(成城大学名誉教授、広島県立美術館長)
会場:美術館「えき」KYOTO
日時:7月14日(日)①午前11時30分から ②午後2時30分から/各回約30分
※マイクを使用し、会場を移動しながら解説いたします。
※事前申し込み不要。ご参加は無料ですが、美術館入館券は必要です。
※混雑した際は、入館制限をさせていただく場合がございます。

 

●バロック音楽ウェルカム演奏♪♪♪
京都市立芸術大学音楽学部 学生と卒業生による演奏で、皆さまをお迎えします。
ひと時のバロック音楽の世界をお楽しみください。
演奏=ヴァイオリン 前山杏氏、コントラバス 池田源輝氏
会場=美術館「えき」KYOTO通路(入口付近)
日時=7月20日(土)・21日(日) 各日各回約15分
①午前11時から ②午後1時から ③午後3時から

 

※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合がございます。
予めご了承ください。

フライヤー画像(クリックすると拡大します)

会期

2019年7月4日(木)~28日(日)会期中無休

開館時間 午前10時~午後8時
※但し、百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。
入館締切 閉館30分前
入館料(税込)
一般 1,000円(800円)
高・大学生 800円(600円)
小・中学生 600円(400円)

※( )内は前売および「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者さま1名さまの料金。

前売販売期間

2019年6月1日(土)~7月3日(水)
お求めは、当館チケット窓口(休館日を除く)、チケットぴあ(Pコード769-644)、
ローソンチケット(Lコード56234)など。

主催

美術館「えき」KYOTO、京都新聞

協力

長坂バロック株式会社

企画協力

株式会社美術デザイン研究所