展覧会概要
長い歴史の中で絶えず守られてきた日本を代表する伝統文化「能」は、奈良時代に大陸から渡来した「散楽」が源流となり、室町時代に世阿弥によって大成されました。演能に用いられる「能面」は一見、無表情に見えますが、舞台では多くの表情を持ち、見事なまでに人間の心理を表現しています。私たちは、その不思議かつ洗練された美しい世界に魅了されます。
本展では、世界的な能面の愛好家であり研究者でもある、スティーヴェン・マーヴィン氏の貴重なコレクションを中心に、金剛家、篠山能楽資料館の歴史ある能面100面を一堂に展覧いたします。幽玄の美である能面の芸術を、ぜひご堪能ください。

【チラシ裏面掲載作品の作者、制作年代の変更について】
能面研究の最新の成果を踏まえ、下記の通り変更いたします。
作品:男《中喝食》 (変更前)慈雲院作 桃山時代 (変更後)作者不詳 江戸時代
フライヤー画像(クリックすると拡大します)
【関連イベント】
佛教大学オープンラーニングセンター/京都新聞総合研究所提携講座
「アートサロン~広げる!深める!アートの世界~」
<能面が語りかけるもの> 講師:金剛永謹
能楽シテ方金剛流二十六世宗家として、能面にも造詣が深い金剛永謹氏。
能面や能装束を通して、能楽文化の魅力を紹介いただきます。
また、1月2日より開催の展覧会「能面100 The Art of the Noh Mask」についてもお話いただきます。
※対面受講、オンライン受講の両方あり
お申込み・詳細は、佛教大学オープンラーニングセンター
bukkyo-u.ac.jp/olc/
●日時:2022年1月17日(月)10:30~11:45
●会場:佛教大学オープンラーニングセンター
京都市北区紫野北花ノ坊町96 佛教大学15号館
●受講料:1,000円(税込)
●お問合せ:TEL075-366-5511
※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。
本展覧会は事前予約不要ですが、混雑状況により入館をお待ちいただく場合がございます。
予めご了承ください。
会期 |
2022年1月2日(日)~2月6日(日)
※会期中無休
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開館時間 |
午前10時~午後7時30分
※新型コロナウイルス感染症の状況により、変更する場合がございます。 |
入館締切 |
閉館30分前 |
入館料(税込) |
一般 |
1,000円(800円) |
高・大学生 |
800円(600円) |
小・中学生 |
600円(400円) |
※( )内は前売料金。「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。 |
前売券 |
【販売期間】2021年10月2日(土)~2022年1月1日(土・祝)
【販売場所】美術館チケット窓口(休館日を除く、12月22日(水)まで)、京都駅ビルインフォメーション、チケットぴあ(Pコード993-291)、ローソンチケット(Lコード54591)
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主催 |
美術館「えき」KYOTO、京都新聞、日本経済新聞社
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後援 |
京都府、京都市
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特別協力 |
マーヴィン・コレクション、金剛宗家、篠山能楽資料館
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協力 |
文化庁 地域文化創生本部、京都文化力プロジェクト、和歌山県立博物館、大月光勲(能面師) |
監修 |
金剛永謹、スティーヴェン・マーヴィン、中西 薫 |
タイトル書 |
川尾朋子 |